誰かに 何処かに
私を受け入れる
そんな人が 存在するなら
私は
確かに 生きるだろう
いつか いなくなるとしても
私は 今 ここにいて
血の海も
いつか 虹になるだろう
貴方からの電話に
救われた
たくさん泣いた
伝えたかったこと
それは
貴方からの電話をありがとう
止めてくれてありがとう
泣いてばかりの私に
貴方のコトバを
ありがとう
明日は生きるよ
その先は闇だけど
いつか光がみえる
貴方のその優しい声を
ずっと聴いていたかった
貴方のの優しさに
触れていたかった
助けて
私を
助けてください
貴方の強さで
貴方の弱さで
まだ帰って来ない?
冷蔵庫に聞いてみても
どうせ冷たく笑われるだけ
ひとりの家はやけに無機質で
規則正しい空気清浄機と私は
お酒の波に呑まれてゆく
キーボードの音がカチャカチャと
無意味に指先からこぼれていく間も
携帯電話は未だ機嫌が悪いらしい
苛立ちや不安やもやもやを溜め込んだ胃が
私の代わりにキリキリと泣いて
時々きゅう、と信頼感を消化する
ああ。
頭が割れてしまわないうちに
君が今、帰ってきてくれたなら
ああ。
君が今
帰ってきてくれたなら
全てが
全てが元通りに動き出すのに
今は確かに美しいと思えるこの夕暮れ時が
あの頃の私には怖かったのです
刻々と闇に包まれていくのが
あの頃の私には怖かったのです
ひとりぼっちな気がして
世界の終わりのような気がして
切ないとも
寂しいとも違う
指先から冷たくなっていくような感覚に襲われて
私はその場で立ちすくんでしまったのです
絶対的な不安感の中で
途方に暮れるような時間の中で
今は確かに
絶望の欠片も感じないのだけれど
ひとは忘れてしまう
愛した気持ちも
切ない思いも
想い出はあっても
その時の気持ちは思い出せない
つらい気持ちを忘れずに生きていくかわりに
確かに愛した記憶も忘れてしまう
ひとは不確かだ
ひとは曖昧だ
今の儚い記憶を共有しているあなたを
大切に思う
この時間を大切に思う
忘れてしまう記憶たちを
愛しいと思う
愛しいと思うことを
忘れたくないと思う
そしてまた忘れてしまうと思う
愛した気持ちも
切ない思いも
想い出はあっても
その時の気持ちは思い出せない
つらい気持ちを忘れずに生きていくかわりに
確かに愛した記憶も忘れてしまう
ひとは不確かだ
ひとは曖昧だ
今の儚い記憶を共有しているあなたを
大切に思う
この時間を大切に思う
忘れてしまう記憶たちを
愛しいと思う
愛しいと思うことを
忘れたくないと思う
そしてまた忘れてしまうと思う
僕は君を知らない
僕は本当の君を知らない
僕は僕を知らない
僕は本当の僕を知らない
まだ眠る未知の僕は 今の僕の存在を知らない
全ての僕を知らない僕は
まして君のことなど 知るはずもない
今 僕は君の事を知りたいと思う
けれども僕は一体
君の
何を知りたいのだろうか?
全ては必然か
全ては偶然か
君の思うとおり
僕の考えたとおり
全ては進んではいなくて
だた、受け入れるか否か
君は迷っているだけ
僕は考えているだけ
確かに思ったとおりだったような
確かに描いたとおりだったような
と
全ては言い訳
全ては解釈
いいように
悪いように
全ては同じ
無くしたものと
過ぎたことを
元にもどしたいと願うのは
今が悲しいからではなく
もうその場所に戻れないと思うから
今いる場所から逃げ出したい衝動と
何処に帰りたいのか分からない不安
帰る場所などないのかも知れないし
何が必要なのかもわからない
私は
何処にいるべきなのだろう
私は
いつ羽ばたけばいいのだろう
涙をながすこともなく
籠の鳥は
ただ鳴くことしかできない
何処に帰りたいのか分からない不安
帰る場所などないのかも知れないし
何が必要なのかもわからない
私は
何処にいるべきなのだろう
私は
いつ羽ばたけばいいのだろう
涙をながすこともなく
籠の鳥は
ただ鳴くことしかできない
もう薬はいらないだろう
きっと目ざめないのだから
幸せだとも 不幸だとも 何も思わないのだから
私には大切な人も 大切に思ってくれる人も いるとは思う
ほんの少し
それでも私には何も想えないのだ
その瞬間では、ありがとう、嬉しいよ、助かるよ、
そしてたくさんの幸せをもらえる
がんばろうと思う
この人がいてよかったと思う
今 この布団の中で思うのは
そういう全てが 現実か夢かわからないということ
多分あの人は眠っていて またある人は仕事をしている
ある人は何もしていないかもしれないし
みんな幸せかもしれないし
幸せについて考えてなどいないかもしれない
私には友がいる
それでも独りになると私には友がいなくなる
私は私に問う あなたは何をしたいの?
私は答える 眠りたいの
私は言う やらなくちゃいけないことは?
私は耳を塞ぐ 明日でもいいじゃない
私は知っている 目覚めないことを
私はあきらめる
そしてアベマリアをかける
深い眠りの世界に私は行くだろう
もし 目覚めてしまったら
もし 眠りの世界から抜け出してしまったら
私は絶望するだろう
私は私に絶望するだろう








